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昭和22年/1947年は、こんな年!
[国内]
日本では労組の2・1ゼネストがマッカーサー司令官の命令で、直前に中止。4月の両院選挙で社会党が第1党に、片山哲内閣が誕生。5月には新憲法が施行された。放送劇・娯楽番組放送開始。
[国際]
米国のトルーマン・ドクトリン、これに対抗してソ連も欧州共産党情報局(コミンフォルム)結成など、米ソの冷戦が本格化。
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[流行語]
「斜陽族」。 「タケノコ生活」。 「不逞の輩(ふていのやから」。 「裏口家業」。 「隠匿物資」。 「6・3制」。
[うた]
●「夜のプラットホーム」 歌 二葉あき子。
●「東京ブギウギ」 歌 笠置シヅ子、作詞 鈴木勝、作曲 服部良一。
●「港が見える丘」 歌 渡辺はま子。
●「山小舎の灯」 歌 近江俊郎。
●「星の流れに」 歌 菊池章子。
[くらし・流行・グッズ]
ラジオの「鐘の鳴る丘」(主題歌:とんがり帽子)「日曜娯楽版」人気。 日本ダービー復活。 第一次ベビーブーム。 額縁ヌードショー。
とんがり帽子
♪
緑の丘の 赤い屋根
とんがり帽子の 時計台
鐘が鳴ります キンコンカン
メイメイ仔山羊も 鳴いてます
風がそよそよ 丘の家
黄色いお窓は おいらの家よ
♪
緑の丘の 麦畑
おいらが一人で いる時に
鐘が鳴ります キンコンカン
鳴る鳴る鐘は 父母の
元気でいろよと いう声よ
口笛吹いて おいらは元気
♪
とんがり帽子の 時計台
夜になったら 星が出る
鐘が鳴ります キンコンカン
おいらはかえる 屋根の下
父さん母さん いないけど
丘のあの窓 おいらの家よ
♪
おやすみなさい 空の星
おやすみなさい 仲間たち
鐘が鳴ります キンコンカン
昨日にまさる 今日よりも
あしたはもっと しあわせに
みんな仲よく おやすみなさい
[おかし]
東京産業、ナガサキヤ、ゴンドラがチョコレート生産開始(グルチョコ)。
[映画]
●「安城家の舞踏会」
出演:原 節子、滝沢 修、逢初夢子、森雅之、監督:吉村公三郎。
●「銀嶺の果て」
出演:志村喬、小杉義男、三船敏郎、河野秋武、若山セツコ、監督:谷口千吉。
●「今ひとたびの」
出演:竜崎一郎、高峰三枝子、監督:五所平之助。
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主な出来事
1月4日 公職追放令改正(財界、言論界、地方公職に追放拡大)。
1月16日 新皇室典範・皇室経済法公布。
1月18日 全官公庁労組共闘委員会が「2・1ゼネスト宣言」。
2月18日 ストライク調査団が対日賠償報告書をGHQに提出
3月3日 公職資格訴願審査委員会官制改正公布。
2月25日 買出しで満員の八高線の列車転覆。
3月5日 内相、全国警察部長会議で主食供出に警察力による取り締まりを訓示。
3月8日 国民協同党結成(書記長 三木武夫)。
3月12日 トルーマン米大統領が上下両院合同会議でトルーマン・ドクトリン(共産勢力封じ込め)演説。
3月31日 民主党結成(総裁 芦田均)。
3月31日 財政法公布・衆議院議員選挙法改正公布・教育基本法公布・学校教育法公布(6・3・3・4制を規定)。
4月1日 町内会・部落会・隣組廃止。
4月1日 新学制(6・3制)実施。
4月5日 第1回統一地方選挙。
4月7日 労働基準法公布。
4月14日 独占禁止法公布。
4月16日 裁判所法公布。
4月17日 地方自治法公布。
4月20日 第1回参議院議員選挙。
5月1日 天皇が記者と初会見。
5月3日 日本国憲法施行。
5月20日 第1次吉田内閣総辞職。
5月20日 第1特別国会召集(〜12月9日)。
5月23日 衆参両院が圧倒的多数で首相に社会党委員長の片山哲を選出。
6月1日 片山連立内閣成立(社会・民主・国民協同の3党連立、自由党不参加)。
6月5日 マーシャル米国務長官、ヨーロッパ復興計画(マーシャル・プラン)を発表。
6月8日 日本教職員組合(日教組)結成。
6月8日 日本ダービー復活。
7月4日 「経済白書」発表。
7月5日 経済安定本部、「新価格体系の確立」を発表。
8月2日 文部省が「あたらしい憲法のはなし」を頒布。
8月6日 広島で平和式典開催。
8月15日 GHQ、制限付き民間貿易再開許可。
9月14日 キャサリン台風(関東地方に大水害)。
10月5日 欧州共産党情報局(コミンフォルム)の設置が公表される。
10月11日 法の威信に徹しヤミ米を拒んだ山口良忠・東京地裁判事が栄養失調で死亡。
10月13日 初の皇室会議(11宮家51人の皇籍離脱)。
10月26日 改正刑法公布(不敬罪・姦通罪廃止)。
11月19日 農業協同組合法・農業団体整理法公布。
11月25日 第1回共同募金開始。
11月29日 国連総会でパレスチナ分割案採択。
11月30日 職業安定法公布。
12月17日 警察法公布。
12月18日 過度経済力集中排除法公布。
12月20日 臨時石炭鉱業管理法公布(炭鉱国家管理)。
12月22日 改正民法、改正戸籍法公布(「家」制度廃止)。
12月31日 内務省廃止。
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