アーカイブス 生活雑貨
戦後昭和という時代に生まれて・・・・
Copyright © 1950s bros. 1998-2001 All rights reserved
|
||
昭和30年代は、日本的で伝統的な生活様式からアメリカナイズされた近代的・合理的な生活様式へと移行する過渡期ではなかったかと思います。古い大きなお屋敷のあるお宅の納屋にひっそり残っているような生活用品・雑貨を取り上げてみます。
●ちゃぶ台 丸い折り畳み式のごはんを食べるときの台です。「寺内貫太郎一家」のちゃぶ台は毎週ひっくりかえっておりました。 ●はえいらず きっと「蠅入らず」と漢字をあてるのでしょう。冷蔵庫が普及するまでは、網戸のついた食器箪笥に食べ物を保管してました。 ●手押しポンプ うちの地方は、地下水がすごく豊富なところでして、現在でも、上水道を必要としておらず、各戸、モーターで地下水を汲み上げ、生活用水として使用しており、水道料金も徴収されていません。モーターが普及してなかったころ、手押しポンプで水を汲み上げていました。 ●かまど 電器炊飯器やガスが普及するまで(昭和30年代前半くらいまでかな)、かまどでごはんを炊いていました。 ●火鉢 冬の部屋の寒さは、これでしのいでました。今では、きっとしんぼうできないでしょう。 ●湯たんぽ 熱湯を入れたこたつです。 ●あんか
●練炭・豆炭 冬の固形燃料。 使い終わった豆炭の燃えかすはそのまんまの形で道端に捨てられていた。 男の子たちは、それを拾って、爆弾ごっこをした。 冬の天然系素材の燃料が燃えるときの匂いがとても大好きだった。 どことなく、暖かみのある匂いだったと思う。 ●白黒テレビ 生活に欠かせなくなったテレビですが、当初は、白黒で、スイッチを入れてから、画面が出るまで、少々、時間がかかりました。画面に水入りレンズを入れて、大きく見せていた記憶ありませんか。 画面に厳重な扉がついていたテレビもありました。とにかくテレビは高価な貴重品でした。 ●鉛筆削り 今では、電動式があたりまえの鉛筆削りですが、私が使っていたのは、手動でハンドル回して削るものでした。学校では、みんなナイフを持って行って、それでうまく削ってました。 ●電蓄/ステレオ 電気蓄音機・・・これで、流行歌からアニメのテーマソングのふにゃふにゃのソノシートを聞いたものでした。 超豪華な家具みたいに鎮座するステレオ! 昔は、あまり普及していなくて、学校の音楽室とか金持ちの家くらいにしか置いていなかった。 うちにあった電蓄の音と比べると、月とスッポンだった。 ところで・・・昔の古いレコードは、落としたらすぐ割れたよね。 ●洗濯板 洗濯機が普及するまで、あの板で、母はゴシゴシ洗濯していたと思います。 ●洗濯機 今では、洗濯機は、全自動でしたが。当時の洗濯機の脱水機は、ハンドルがついていて、手動で洗濯物を絞りました。 ●電熱器(電気コンロ) 今でも売っているのでしょうか。電熱線の熱で鍋ややかんを温めました。学生時代の下宿でラーメンを作る必需品でもありました。 ●真空管ラジオ トランジスタラジオが普及するまで、図体のでかい真空管ラジオは活躍していた。スイッチを入れて音が出るまで時間がかかった。 ●ごみ箱 ●置き薬 |