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昭和37年／1962年は、こんな年！
 [国内]
綿紡、鉄鋼不況は戦後最悪の水準にまで落ち込み株式も暴落。10月から貿易が自由化時代を迎え、池田勇人首相の訪欧の際、日英通商航海条約が調印され、20年ぶりに日英の経済関係が回復。長崎国旗事件などにより中断していた日中貿易も「ＬＴ貿易」という形で復活。東京でスモッグが問題化。大学文学部に女子学生増え「女子学生亡国論」も。
[国際]
米ソ関係は、依然厳しい対立状態が続き、キューバ危機では、全世界を核戦争がぼっ発するのではないかという恐怖に。
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[流行語]
「人づくり」。 「無責任時代」。 「ハイそれまでよ」。 「吹けば飛ぶよな」。
[うた]
●「いつでも夢を」 歌 橋 幸夫・吉永小百合。
●「遠くへ行きたい」 歌 ジェリー藤尾。
●「下町の太陽」 歌 倍賞千恵子。
●「可愛いベイビー」 歌 中尾 ミエ。
第4回日本レコード大賞
「いつでも夢を」 橋 幸夫・吉永小百合、作詩：佐伯孝夫、作曲：吉田 正、編曲：吉田 正
[くらし・流行・グッズ]
タレント議員。ツイスト流行
[おもちゃ]
「ダイヤブロック」河田。「ごっこ遊び」増田屋コーポレーション。「バービー」国際貿易。「ダイヤモンド」「コビット」「ルード」「バンカース」はなやま玩具
[漫画]
●「１、２、３と４、５、ロク」（ちばてつや／少女クラブ）。
●「おそ松くん」（赤塚不二男／少年サンデー）。
●「野ばらの精」（手塚治虫／なかよし）。
[映画]
●「キューポラのある街」
出演：東野英治郎、杉山徳子、吉永小百合、監督：浦山桐郎。
●「椿三十郎」
出演：三船敏郎、仲代達矢、小林桂樹、加山雄三、団令子、志村喬、監督：黒澤明。
●「切腹」
出演：仲代達、岩下志麻、監督：小林正樹。
●「情事」
出演：モニカ・ヴィッティ、ガブリエル・フェルゼッティ、レア・マッセリ、監督：ミケランジェロ・アントニオーニ 、イタリア。
●「野いちご」
出演：ヴィクトル・シェストレム、イングリッド・チューリン、監督：イングマール・ベルイマン 、スウェーデン。
[テレビ]
●「てなもんや三度笠」。
●「隠密剣士」。
●「パパの育児手帳」。
●「若い広場」。
●「しゃぼん玉ミコちゃん」。
●「ほいほいミュージックスクール」。
●「アベック歌合戦」。
●「シャープさんフラットさん」。
●「ミスター・エド」。
●「ベン・ケーシー」。
●「コンバット」。
●「ドクター・キルデア」。
●「じゃじゃ馬億万長者」。
☆「無責任時代」・・・クレージーキャッツの映画には、保育園児に父に映画館につれて行ってもらった記憶がある。あの笑いと服装のセンスは、今でも立派に通用すると思う。
また、時代劇の映画にもよくつれていってもらった。ストーリーは、ぜんぜん理解できてなかったと思うが、市川歌右衛門さん(北小路欣也氏の父)の「天下ごめんの向こう傷。」格好よかった。
☆この年に我が家はテレビを買った。近所の人がよく見に来ていた。新物好きの父の誇らしそうな顔がなつかしい。
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主な出来事
１月９日 ガリオア・エリア返済協定締結。
１月22日 皇太子東南アジアご訪問。
２月１日 東京都の常住人口が推計で1000万突破（世界初の1000万都市に）。
２月２日 米国と相互関税引き下げ協定調印。
３月１日 テレビ受信契約者数1000万を突破。
３月２日 ビルマでネ・ウイン指導の軍部クーデター成功。
３月18日 フランスとアルジェリア政府が停戦協定。
３月31日 義務教育教科書の無償配布決定。
４月26日 全日本労働総同盟組合（同盟会議）結成。
５月３日 常磐線三河島駅で列車衝突。
６月２日 ばい煙排出規制法公布。
６月10日 北陸トンネル開通（日本最長の13870メートル）。
７月１日 第６回参議院議員選挙（自民69、社会37、民社４、共産３、同志２、無所属12）。
７月10日 佐世保重工業佐世保造船所で日章丸（１３万トン、世界最大＝当時）が進水。
７月11日 公明党を結成。
７月25日 クレージーキャッツ主演の「ニッポン無責任時代」封切り。
８月１日 第２回日米安保協議委員会開催。
８月５日 マリリン・モンロー自殺。
８月12日 堀江謙一が小型ヨットで太平洋横断。
８月24日 三宅島噴火。
９月12日 原子力研究所国産一号が臨界に到達。
９月26日 福岡県の若松と戸畑を結ぶ若戸大橋（2068メートル）開通。
９月29日 富士ゼロックス、国産初の電子複写機を完成（コピー時代の幕開け）。
10月10日 ファイティング原田、ボクシングの世界フライ級タイトル獲得。
10月11日 イタイイタイ病対策連絡協議会結成。
10月13日 モスクワで世界バレーボール選手権大会開催。日本女子チーム優勝。
10月17日 中国、インドが国境紛争で衝突。
10月22日 キューバ危機。
10月28日 フルシチョフキューバからの核攻撃兵器撤去を命じる。
11月９日 日中総合貿易覚書調印。
11月14日 日英通商航海条約調印。
11月18日 川崎港でタンカー衝突。
11月27日 社会党大会で「江田ビジョン」批判の決議。
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