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『雷(いかずち)』

詩作 えださん(長崎)


荒涼たる心に雷はいきなりやってくる。
怒号を辺りに撒き散らし
これでもかもと責めてくる。
体を丸め、耳をふさぎ、静まるまでの時間を
じっと待つ・・・心は震えている・・・

あぁ その一瞬の光は
見えなかった物に光を与え感動をくれる
目を見開き、怒号の中で涙する。
これから嵐がくるのだろう
だが
あの雷がくれた情景は忘れない・・・・